同じクセ毛でも、立体的に出るクセは矯正ストレートでも伸ばしにくい!

この頃、ジェンテでも矯正ストレート(縮毛矯正)の需要が増えてきました。

ここから梅雨時期にかけては、年間で最も矯正ストレートの多い時期。

 

髪の負担も気にせず、とにかく伸ばすだけなら強い薬剤で行えば、

時間も早く、美容室的にも時間効率は高いのですが

個人的には、少し時間をかけたとしても、後々のダメージを考えた施術の方を優先させます。

 

なぜなら、髪が傷んでしまうと、結果的に普段キレイに見せるのが困難になるからです。

「髪は女性の命」

平安の世から、そんな風に言われていますが、そんな大切な髪に危険なリスクは冒せない、、

そんな風に思っています。

 

立体的に出るクセって?

 

一言でくせ毛といっても、髪質やダメージ具合などにより、様々。

ある程度のパターンはありますが、みんな同じではありません。

 

その中でも割と伸ばしにくいのが、この「立体的な(縦に出る)くせ毛」

矯正ストレートをされる方には割と多いタイプのクセ毛です。

(かなり広がるため、矯正なしでは収まらないため)

 

先日のお客様も、そんなタイプの髪質です。

この方は、以前の店舗でご来店いただいていましたが、移動後はちょっと距離があり

久しぶりの施術になります。

その当時は、僕ではなく、他のスタッフが担当させて頂いていました。

 

前回は、酸性の薬剤で施術していたようですが、結局クセが伸びなかったそう。

まぁ、酸性ストレートは傷みが少ない分、技術的にむつかしいですからね。

 

それ以前のカルテを見ると、2度の還元(薬剤を2回つけること)を行っていたようです。

 

この手法はダブル還元といって、以前はパーマなどでも良く行っていた方法です。

種類の違う還元剤(髪のたんぱく質を切る薬剤)を時間差で塗布し

髪の中のたんぱく質と、表面のたんぱく質を操作する方法です。

 

ただ、アルカリに2度も偏らせると、髪(キューティクル)はどんな状態になるのか想像もつきません。

クセはしっかり伸びるかもしれないですが、髪の負担がより大きくなってしまいます。

実際、毛先はややジリジリしたダメージになってしまっていますからね。

 

クセが伸びたところで、ダメージが大きくなり、数か月後に扱いにくくなるのでは

本末転倒ですから、、、。

 

という事で、今回は、薬剤をちょとだけ強めてしっかり伸ばすことにしています。

ただし、今回は、前もって酸性の薬剤を塗布してからの施術ですので、

まぁダブル還元の一種と言えば、そうかもしれませんね。

 

施術後のアフター写真

 

あれやこれやと3時間ほどかけて矯正ストレートを終了。

乾かしただけの写真がコチラです。

根元はキレイに伸びていますが、やはり毛先のジリジリは気になりますね。

けれど、この部分に再度矯正をかけるのはあまりお勧めをしません。

 

傷んで、うねりやジリジリしてしまっている場合、その部分に再度矯正ストレートをかけたところで

一時的にサラッとするかもしれませんが、数週間もすれば

元の状態より、さらにバサバサしてしまうのは必至。

 

ですので、少しづつ、髪の負担を少なく矯正しながら、カットしていくのが一番の近道。

だからこそ、「毎回の髪の負担を考えた施術」が重要になってくるのです。

 

そういった意味では、「髪の負担を最小限に抑えながらの施術」も髪質改善といっていいのかもしれませんね。

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